2015年佐久混声合唱団定期演奏会 副題 「佐久から東日本大震災復興への祈りと応援歌」 開催日:3月15日(日) 開場:13時30分 開演:14時 場所:佐久市 コスモホール 演奏会チラシ(ここをクリック) 無事終了致しました。ご来場、誠にありがとうございました。 レクイエムには、あきる野混声合唱団、川越混声合唱団、混声合唱団コール・クライスから70名近くの仲間が賛同出演して頂きました。佐久混声として感謝致します。たった1回のゲネプロで合唱を合わしただけで、見事に総勢 100名を超すメンバーでピッタリの大合唱でした。箕輪先生ご指導の同じDNAを持つ合唱団ということが実証されました。 本当にありがとうございました。
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佐久混声合唱団は、3.11の大震災を受けて、大船渡市さんご合唱団とご縁を大切にして、そこで作られた「空」をメインテーマとして歌い続けてきました。 東信合唱祭、長野県合唱祭、佐久市民コーラスまつりでも歌ってきました。広くこの曲を知ってもらいたいためです。それが、合唱団の活動としての最低限の出来ることだからです。 「空~ぼくらいの第2章~」が出来た経緯 この曲は3.11の大震災において陸前高田市の気仙中学校の音楽教師の千葉賀子先生が、何もかも流された中学生たちが、また故郷で元気に生きてほしいと願い依頼して作られた曲です。3.11の大地震が発生したとき、偶々卒業式の合唱の練習のため全校生徒、教師の方々が体育館に居たので、全員が速やかに整然と避難され、誰ひとり犠牲者が出なかったということです。大津波は3階建ての校舎を乗り越えて行ったそうで、体育館は津波によって壊されました。この校舎は誰も犠牲者が出なかったということで、今後大津波を忘れない記念の建物として使われるそうです。 詩も深田じゅんこ先生が、実際に現地で被災された地を見て、いろいろな方々に話を聞かれ、書かれたそうです。「空」は単なるSkyの意味ではなく、「地域、故郷」の空を象徴しているということです。したがって、陸前高田市が原点ではありますが、歌うそれぞれの人の地域、故郷を重ねて歌うことが出来ます。 津波の被害に会った陸前高田市気仙中学校 後ろにあった体育館は壊され流されました http://www5b.biglobe.ne.jp/~mt-owl/besuto/takada/takada.htm から引用しました。 「奇跡気の一本松」とその右側に白い建物が津波に襲われた気仙中学校です。 盛り土が手前にあるので、3階部分しか見られません。 3階を越して、津波が通って行ったということです。 胸に迫るものがあります。 盛り土造成工事は、来年の7,8月まで続くということです。 (平成26年11月2日撮影) 3年と8か月が経っていますが、民家は建っていません。 復興はまだ、まだ、まだという感じです。 h |
我々の2年間の活動の集大成として、3.11の直後の3.15に定期演奏会を設定し、そこで歌う曲も3.11の追悼にふさわしい曲を選曲して、我が団のせめてもの気持ちを表したいと考えています。 第1部(佐久混声合唱団単独)
作詩者の星野富弘氏が、運動中の事故で手足の自由を失い絶望した中で、お母さんに励まされ、口に筆をくわえて絵と共に書かれたものです。花に寄せて、人生、境遇について書かれた詩を、新実徳英氏が見事に曲として表現されています。 第2部(佐久混声合唱団・賛同合唱団) 賛同合唱団 ・あきる野混声合唱団 ・川越混声合唱団 ・混声合唱団 コール・クライス ((あいえお順) ■REQUIEM(レクイエム) Maurice Duruflé作曲 後半のステージには、追悼にふさわしいモーリス・デュリュフレによる「レクエム」を歌います。この曲は、グレゴリオ聖歌を基にしてます。佐久市では初公開と思います。指揮者指導の関東地区の川越混声合唱団、混声合唱団コール・クライス、あきる野混声合唱団が、本演奏会の趣旨に賛同出演して頂きます。全体で100名程度の大合唱で歌いたいと考えています。 この演奏には、コスモホールで初演奏となる電子オルガンが使われます。オルガニストには、大竹くみ先生(洗足学園音楽大学 電子オルガン指導)に依頼しています。 また、レクイエムの中のメゾ・ソプラノソロには佐久市出身の飯森加奈先生の出演を依頼し、さらにレクエムの中でチェリストとして寺島 都志子先生(小諸高校音楽科でチェロとオーケストラ教授)に出演をお願いしています。
C■くちびるに歌を 原題:心に太陽を持て。どんなに苦しいときにも、「くちびるに歌」という歌詞の意味を踏まえて、被災地でも応援歌として多く歌われています。 |